ポイント還元率を重視してプラチナカードを選択する人もいるかと思います。
そこで、今回は2022年9月現在における屈指のポイント還元率を誇るプラチナカードをピックアップして、年間利用金額に応じたポイント還元額をチェックしてみました。
年間利用金額と年会費を差引いた還元額を比較
今回取り上げたのは、比較的年会費の安い、以下の5枚のプラチナカードとなります。
なお、年間利用金額ですが、100万円から300万円の範囲内でのチェックを行いました。
まず先に、各カードのポイント還元について、軽く記述していきたいと思います。
三井住友カード プラチナプリファード
基本となるポイント還元率は1%。
年間100万円利用ごとに、10,000ptが翌年にボーナスとしてプレゼントされます。
なので、ジャスト100万円とか200万円利用した際には、最大2%のポイント還元率ということですね。
プリファード特約店では、ポイントが2~9倍となる特徴があります。
ジャックスカードプラチナ
前年の年間利用金額に応じてその年のポイント還元率がアップする、ステージ制を採用しており、最低でも1.5%、最大で2.0%のポイント還元率を期待できます。
また、ジャックスカードプラチナは、年間利用金額に応じて最大1万円分のJデポがもらえます。
Jデポとは、毎月の利用金額からJデポ分を差し引くことができる、いわゆる値引きシステムです。
エポスプラチナカード
基本となるポイント還元率は、0.5%と一般的。
ただし、年間100万円以上利用するとボーナスポイントがもらえる仕組みを採用していて、たとえば年間100万円の利用でもらえるボーナスポイントは20,000pt。
エポスカードのポイントは1pt=1円相当なので、2万円分ということですね。
年間100万円利用時には、通常ポイントの5,000円相当と合わせて25,000円相当のポイントとなります。
ちなみに、ボーナスポイントの最大は、年間1,500万円利用時の10万ptとなります。
セゾンプラチナ・アメックス
基本となるポイント還元率は0.75%。
しかし、過去の動画で何度もお話ししたように、JALのマイルが1,000円=10マイル自動で貯まるSAISON MILE CLUBに参加すると、実質的なポイント還元率はアップします。
たとえば、年間100万円利用時には7,500円相当のポイントが貯まりますが、SAISON MILE CLUBに参加すると1万マイルが貯まる計算。
この1万マイルですが、JALマイレージバンクで他のポイントプログラムに移行可能。
たとえば、Amazonギフト券やSuica、ビックポイントなど10,000マイル=10,000円相当に交換できる移行先がいくつもあります。
また、SAISON MILE CLUBに参加すると2,000円=1ptで永久不滅ポイントも貯まります。
これらを合算すると、年間100万円利用で12,500円相当のアイテムと交換が可能。つまり、SAISON MILE CLUBに参加することでポイント還元率は1.25%となります。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスの基本となるポイント還元率は、0.50%。
しかし、セゾンプラチナ・アメックス同様に、SAISON MILE CLUBに参加することで1.25%のポイント還元率を期待できます。
以上を踏まえて、かつ、年間の還元額から年会費を差引いたグラフを作成したのが、冒頭の動画となります。
高ポイント還元率に過度な期待は禁物
高いポイント還元率は、確かに魅力的ではありますが、過度な期待は禁物です。
つい先日、アナウンスがあったセゾンカードの超優待の一部終了や、楽天カードのポイントプログラムの改定など、期待し過ぎていたがためにショックを受けることが起こり得ます。
僕自身の場合、アメックスプラチナやダイナースのプレミアムカード利用時に、両社のカードが、ANAのマイルへの移行上限がそれまでの8万マイルから4万マイルに改定されたとき、とても大きなショックを受けました。
ポイント還元率の高さはサブ的な要素として捉え、そのクレジットカードに付帯された優待サービスの内容を重視していくのが重要ではないかと、個人的に感じています。