2019年10月1日から2020年6月30日までの9ヶ月間、「キャッシュレス・消費者還元事業」の対象加盟店でクレジットカードをはじめとするキャッシュレス決済を利用すると、カード利用金額の5%または2%がポイント還元されます。
既にメディアでも報道されているように、どこのお店でキャッシュレス決済を活用しても還元されるワケではなく、「キャッシュレス・消費者還元事業」に参画しているお店がポイント還元の対象となります。
このポイント還元の対象かどうかを見分ける方法が、以下のマークがお店にあるかどうか。
また、ポイント還元の公式アプリもApp StoreおよびGoogle Playに登場し、アプリを使えば周辺マップに対象加盟店と5%なのか2%なのかの還元率をスムーズに把握することが可能です。
スマホをお持ちならアプリにダウンロードしておくのが必須ですね。
↓↓↓ポイント還元の公式アプリについてはこちら
https://cashless.go.jp/consumer/index.html
対象となるクレジットカードを事前に把握すべし!
実は、この「キャッシュレス・消費者還元事業」、コード決済や電子マネー、クレジットカードならどれでもポイント還元になるわけではありません。
この事業に登録した決済サービスじゃないと、ポイント還元を受けられないことに注意です。
プラチナカード以上のプレミアムカードでは、2019年9月26日現在、ラグジュアリーカードが未登録となっています。
各カードとポイント還元対象かどうかは、下記ページにて一覧にしましたのでご確認ください。
当サイトで紹介しているプラチナカード一覧とポイント還元対象状況
ポイント還元の上限は各カード会社で対応が異なる
ポイント還元には上限が設定されています。
ポイント還元の対象となるほとんどのクレジットカードが月に15000ポイント(15,000円相当)までとなっていますが、アメックスカードは9ヶ月間の期間中合計で135000ポイントまでとしており、一ヶ月間の上限を設定していません。
もうひとつ、覚えておくべき重要なことが、「家族カードの利用分は、どういう扱いになるのか?」です。
ほとんど全てのカードが、家族カード利用分も本人カードに合算して、一ヶ月に15,000ポイント(15000円相当)を上限に設定。
※アメックスカードは、家族カード利用分も合算して期間中の上限を135,000ポイント(135,000円相当)に設定。
しかし、JCBカードだけは、家族カード利用分を別途15,000ポイント上限としています。
月に15,000ポイントの還元を受ける場合、その利用額は5%還元とすると300,000円。
この事業のポイント還元は、クレジットカードごとに15,000ポイントの上限が設けられるので、多くの方にとって家族カード合算でも問題ないと思われますが、子どもが新たに一人暮らしをはじめるので家具や家電製品をまとめて購入しなきゃならない、などといったときは家族カードも別途ポイント還元をしてくれると安心です。
また、複数のクレジットカードを持っているけど、家計のチェックがスムーズとなるようメインカードは1枚に絞っている、といった家庭では10月以降JCBカードをメインとするのがいいでしょう。
QRコード決済は上限設定が高い!?
利用者の多いQRコード決済もポイント還元の対象となりますが、クレジットカードよりも上限を高く設定しているケースが目立ちます。
LINE Payやメルペイ、au PAYは30,000ポイント/月、PayPayは25,000ポイント/月などとなっています。
ビジネスカードはポイント還元の対象となる
また、「キャッシュレス・消費者還元事業」では、法人カード・コーポレートカードがポイント還元の対象となっていません。
しかし、勘違いしてはいけないのは、引き落とし口座を法人口座にも個人口座にも設定できるビジネスカードはポイント還元の対象となる点です。
アメックスのプラチナビジネスや、セゾンのプラチナビジネスはもちろん、ダイナースクラブカードの追加カード扱いとなるビジネスアカウントカードもポイント還元の対象です。
なので、事業で使用するものはビジネスカードで購入すると、キャッシュレス・消費者還元事業対象店ではお得になります。
ポイント還元されることはほとんどの方が知っていると思いますが、具体的な中身を知らない人は多くないように思います。
自分が普段使用しているキャッシュレス決済が、どのような対応をしているのか、今一度理解しておくのが望ましいでしょうね。