アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード(以下、アメックス・ビジネス・プラチナ)に入会して残念だったことがひとつあった。
それは、個人用アメックス・ゴールドに付いていてプラチナにはついていないサービスがあったこと。
個人用アメックス・ゴールドには「招待日和」なる全国の有名飲食店で所定のコース料理を2名以上で予約すると1名分が無料になる優待特典が付帯している。
これは、ダイナースクラブカードを除いて他社ではプラチナカードに付帯している優待特典。
名称は違うが、アメックス・ビジネス・プラチナには「プラチナ・ダイニング」という名称に変わり、やはり1名分のコース料理が無料になる優待特典が付帯している。
アメックス・ゴールドでは半年に1回、年に2回までしか利用できないが、プラチナカードになると回数無制限。
『回数無制限』は他社プラチナカードにはない、アメックス・プラチナだけの優待特典で、他社と比べて優位性を誇る一面だ。
しかし
実は、対象店舗がアメックスゴールドとアメックスプラチナとでは異なり、プラチナカードでは非常に少ない。
しかも、対象店舗は東京と大阪に集中し、地方都市の飲食店はほぼない。
入会後にこれに気づいた時、すぐにセクレタリーに電話をしてサービス内容の確認をしたが、思った通り、“ゴールド”と“プラチナ”ではサービス内容が異なった。
「対象店舗は少ないですがゴールドと異なり、何回でも利用可能です。」とセクレタリーは説明しましたが、店が首都圏に限られてしかも少ないのは僕にとっては大きなデメリット。
正直【驚き】の一言。
このサービスだけで年間10万円位は割引の恩恵を受けると、申込み時には期待していただけにショックだった。
普通、クレジットカードは上位グレードに行くに連れて、下位カードの優待特典は引き継ぐかグレードアップされる。
冒頭に記述した「個人用アメックス・ゴールドに付いていてアメックス・ビジネス・プラチナに付いていないサービス」も確かにこれに一部該当していて、優待内容はグレードアップしている。
ここで記載したサービスも『回数無制限』は確かにグレードアップといえるが、対象店舗が大幅に削減されていて地域が限定されているのでは、地方都市に住む僕としては“猫に小判”も同然。
利用回数が極端に限られる。
世の中に出回っている招待性のプラチナカードは会員サービスの詳細が明らかになっていないだけに、こういう落とし穴は至る所にある。
これからプラチナカードを申込もうと検討している方々のため、僕としてはできる限りの情報を提供していかなければならないと感じた瞬間だった。