コンビニでポイント還元率の高いクレジットカードと言えば、三井住友カードですよね。
決済方法に条件が付きますが、5%還元は大きすぎます。
しかし、2022年7月より、三菱UFJカードの一部対象カードが、対象のコンビニ利用で三井住友カードを上回るポイント還元を実施します。
コンビニで5%還元はかなり魅力的
まず、三井住友カードについて、おさらいすると、三井住友カードのNLシリーズ(一般カード・ゴールドカード)および三井住友カード プラチナプリファードは、対象のコンビニやマックでスマホのタッチ決済のうちVisaで支払うと、5%相当のポイント還元が受けられます。
スマホで支払う場合、iDでも支払えますが、この場合は5%の対象となりません。
あくまでも、コンビニのレジでは「クレジットカードで!」と店員さんにお伝えしてからスマホで決済する必要があります。
年間100万円以上の利用で、翌年以降の年会費が永年無料になる三井住友カード ゴールド(NL)が人気のようですが、僕自身は一般カードのNLをコンビニ専用に利用しています。
正直、ザクザクとポイントが貯まっていきます。
対象コンビニで、通常よりポイントが多く貯まるクレジットカードは複数ありますが、さすがに5%ポイント還元はないですよね。
三井住友カードの一強だったこの分野に、2022年7月から三菱UFJカードも踏み込んでくることになりました。
セブン-イレブンとローソンで5.5%ポイント還元
三菱UFJニコスが発行するクレジットカードは色々とありますが、今回の対象となるカードは以下の券種。
これらのクレジットカードで買い物をすると、利用金額の5.5%がポイントで還元されます。
対象となるコンビニは、セブン-イレブンとローソンの2社。
先行する三井住友カードを意識してか、0.5%高めのポイント還元率設定。
200円利用ごとにポイントが付与される三井住友カードに対して、三菱UFJカードは1,000円の利用ごとでのポイント付与で、ちょっと不利かな?と思われる方もいるかと思いますが、
三菱UFJカードは、一ヶ月間のコンビニでの利用金額合計に対して1,000円ごとに還元ポイントを算出するので、そんな大きなデメリットと感じることもないかな?と個人的に感じます。
年間6000円以上の還元も!?
コンビニでお昼のお弁当を購入される方は少なくないと思います。
そのほか、仕事帰りに夕食の総菜やお弁当、ビールなんかを購入される方もいるでしょう。
そんなこんなでコンビニで月に1万円利用される方は多くいると思いますが、仮に月1万円、年間12万円利用したとすると、三菱UFJカードでは6,600円相当のポイントが付与されます。
かなりデカいですよね。
ただし、これは0.5%のポイント還元レートで交換できるアイテムに限った場合です。
三菱UFJカードは、もともと、ポイント還元率が高いクレジットカードとは言えず、0.5%のポイント還元率で移行できるのはビックカメラとベルメゾンのポイントのみ。
Amazonギフト券やnanacoなど他のアイテムだと、0.4%以下、なかには0.3%を割り込む商品も多くあります。
ポイント還元率0.4%のアイテムに交換する場合だと、コンビニで利用しても5.5%ではなく4.4%のポイント還元率にしかなりません。0.3%のアイテムなら3.3%です。
なので、【コンビニで5.5%のポイント還元】を受けるには、日ごろからビックカメラで家電を購入されている方などとなるので、注意が必要です。
ちなみに、三井住友カードの場合も多くの交換アイテムで、ポイント還元率が0.4%となっていますが、貯めたポイントをキャッシュバックに利用する場合やVポイントアプリを利用してスマホ決済する場合、Visaのプリペイドカードにチャージする場合は、0.5%のポイント還元率となります。
なので、こちらはライフスタイルがどうであろうと、対象コンビニで利用した分については5%のポイント還元を受けられます。
しかも、キャッシュバックにしてもVポイントアプリにしても、【1ptから無駄なく使える】のも大きな魅力。
普通、クレジットカードで貯めたポイントをアイテムに交換する場合、200pt以上とか300pt以上とか、最低限必要なポイント数が設定されていますので、1ptから利用できるのは嬉しいです。
ちなみに、三井住友カードの場合、月に1万円、年間12万円利用したとすると、6,000円相当のポイントが貯まっています。
三菱UFJカードには劣りますが、12万円利用して6,000円戻ってくるのは、かなりお得です。
マイル還元率は2%超
三菱UFJカードは、貯めたポイントをJALのマイレージバンク(JMB)に移行できますが、今回のコンビニ利用で貯めたポイントをJMBに移行する場合を考えてみましょう。
年間12万円の利用で貯めたポイントをJMBに移行すると、2,640マイルになります。
マイルの還元率で考えると、2.2%。
JALカードを持っている方もいるかと思いますが、コンビニでの利用分に関しては、三菱UFJカードを利用した方が、結果として多くのマイルが貯まることになります。
また、三井住友カードの場合ですが、こちらはANAのマイレージクラブ(AMC)に移行することが可能です。
同じく年間コンビニで12万円利用したときのポイントをAMCに移行すると、3,000マイル。
マイル還元率で考えると2.5%になります。
6,000円と3000マイルは、価値としてはほぼ同じか、3,000マイルの価値が少し上回っているかな、という感じでしょうか。
いずれにしても、こちらもANAカード利用者であってもコンビニ利用分に関しては三井住友カード(NL)を利用した方が、より多くのマイルを貯められますね。
ということで、三菱UFJカードのコンビニ5.5%還元は7月から開始しますので、興味のある方は今のうちに準備をしてみてはいかがでしょうか?