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9月に、羽田空港第3ターミナルから連絡通路で繋がっている羽田エアポートガーデン1階にある「オールデイダイニング グランドエール」に行ってきました。
このお店は、プライオリティ・パスの優待対象店で、プライオリティ・パス会員であれば、会員証と航空チケットを提示すると、無料で食事を頂けます。

プライオリティ・パス提示で3,800円のビュッフェが無料

昨今、プライオリティ・パス会員が優待付きで利用できる、国内の飲食店は増えていますが、今回行ったオールデイダイニング グランドエールもプライオリティ・パスの優待対象店としては比較的新しいお店。
2024年5月から優待対象となりました。

新千歳空港を出発し、羽田空港に到着したのが10時15分くらい。

そこから無料のシャトルバスに乗って、第1ターミナルから第3ターミナルへ移動。

その第3ターミナルから連絡通路で繋がっている施設「羽田エアポートガーデン」へと向かいます。

初めて羽田エアポートガーデンへと行きましたが、迷うことなく、スムーズに到着しました。

お店の前に着いたのが10時50分で、開店10分前です。

すると、既に多くの方が開店を待ち、行列ができていました。

僕は先頭から25番目くらいの位置です。
全員、軽装で大きなスーツケースを持った方は一人もいなかったので、国内線を利用しているお客さんがほとんどのようです。

お店の方が、何やら並んでいる方一人一人に話かけていましたが、どうやらプライオリティ・パスの会員証と当日の航空チケットを確認していました。

お店の方の作業をずっと眺めていましたが、並んでいる方は全員プライオリティ・パス会員であることが判明。

正直、ビックリしました。

成田空港の対象店もプライオリティ・パス会員で混雑しているという情報は、プラチナカードnaviのチャンネル視聴者さんからいくつか寄せられていましたが、ここ、オールデイダイニング グランドエールの開店前に列をなしているお客さんは全員がプライオリティ・パス会員。

関空や中部の対象店は、僕が利用した際はプライオリティ・パス会員以外のお客さんもいました。

なので、僕の感覚としては、「プライオリティ・パス会員と一般のお客さんが混在している」というのが優待対象店のイメージでしたが、ここは100%プライオリティ・パス会員。
何とも異様な光景に感じました。

リピーターも複数いる

待っている間に、周りのお客さんの話し声が聞こえてきました。

■お客さんA
「まずお店に入ったら、荷物を席において、真っ先に海鮮丼を取りに行きな。さらに盛り付ける品は後回しでいいから。」

■お客さんB
「今日は、この前より並んでいないね」

■お客さんC
「このカード、年会費11000円でプライオリティ・パスに入会出来て、対象飲食店が無料なんだよ」

楽天プレミアムカードを友人におすすめしている方も2名ほどいました(汗)

なるほど、ここは優待の対象店になって4ヶ月ちょっとだけど、既に何度も利用されている方がいるんだな、そう感じました。

カード会社が規約を改定するのも理解できる

そんな光景を目の当たりにし、一部のカード会社がプライオリティ・パスの利用について制限を設けたのに頷けました。

プライオリティ・パス会員のためにあるようなお店で、連日、プライオリティ・パス会員でごった返している。

そもそも昔は関空のぼてぢゅうくらいだったのに、国内のあちこちに優待対象の飲食店が増えていった結果、当然、国内ではプライオリティ・パス優待を活用する方が増えます。
今は、羽田や成田、中部、伊丹にも対象店が出来ましたから、昔に比べると10倍くらいに利用者が増えたのではないでしょうか?

となると、プライオリティ・パス社が各カード会社へ請求する金額も大きくなります。

楽天プレミアムカードが2025年から年間利用回数を5回に制限しますが、その理由も納得です。

お店側はプライオリティ・パス以外の集客が必要では?

今回の経験で感じたのは、お店側の対応はこれでいいのか?という疑問です。

ほぼほぼプライオリティ・パス会員だけが利用するお店って、ビジネスモデルとしてはかなり危険じゃないのか?という懸念。

個人的には、国内のクレジットカード発行会社全てが、プライオリティ・パスの国内飲食店・リフレッシュ施設の利用に制限をかけるとは思っていませんが、万が一、全カード会社が国内飲食店の利用は出来ません!と規約を改定したら、優待対象となっている飲食店は大きなダメージを受けると思います。

そのため、プライオリティ・パスだけに頼った集客ではなく、一般のお客さんにも来ていただけるようなサービス内容にすべきだと、僕は思います。

視聴者さんからは、いくつかコメントを通じて情報をいただいていましたが、ちょっと信じられない光景を自身の目で確認し、いろいろと考えさせられた一日でした。