ANAがスーパーフライヤーズカードの制度改定を行うと発表しました。
2026年12月16日から2027年12月15日までの判定期間を経て、2028年4月より新しい制度でのサービス提供が始まります。

年間300万円以上の利用があるかどうか?
いま現在、スターアライアンスゴールドは一定の「修行」をすれば、誰でも保有できます。
しかし、2028年からは前年の集計期間(12月16日~翌年12月15日)に【300万円以上の利用があったかどうか?】がスターアライアンスゴールドを維持できるかどうかの境界となります。

※ANA公式サイトより引用
SFCの修行をしようとしたこともあった
僕自身、長らくANAをメインで利用しているので、JGCには興味がありませんが、SFCについては何度か「修行」しようかと考えてことがありました。
ただ、実行に移さなかったのは、「自分の年間の飛行回数では、修行に見合っただけのスターアライアンスゴールドの恩恵を受けづらいのでは?」と感じたからです。
そして、「そもそも現行の制度設計は、長く運用するには無理があるのではないか?」と感じたことです。
事実、何年も前から「最近のANAラウンジは混雑し過ぎでは?」という声が良く聞こえてきましたし、「スーパーフライヤーズカードを持ってはいるけど決済は別のカードがメイン」という人がいることも分かっていました。
「このままスターアライアンスゴールド有資格者が増えて大丈夫なのか?」というのは“普通”に考えれば当たり前に抱く不安。
JGCが改定を行ったのをキッカケに、「次はSFCでは?」という不安が増大していった方も少なくないと思います。
スターアライアンスシルバーは意味が無い
2028年4月以降、前年に300万円以上の利用があれば「スターアライアンスゴールド」となりますが、これを満たさなければ「スターアライアンスシルバー」に降格となります。
正直、スターアライアンスシルバーでは、もうステイタスなんで何も無いも同然だと個人的には思いますし、同じ考えの方は多いでしょう。
となると、「年間300万円の利用が難しいという方は、それでもSFCにしがみついて良いのか?」となりますね。
比較的若い方なら、とりあえずSFCを一般カードにして、いずれ年間300万円の条件をクリアできるまで待つ、というのもアリだと思います。
僕自身もそうですし、先日話した友人、そして動画チャンネル「プラチナカードnavi」視聴者さんからも、「家族だけで100万円を超える利用がある」という声が届いており、家族がいると意外とクリアしやすくなります。
なので、カード年会費を抑えつつ時期を待つという考えもあるでしょう。
しかし、「年間300万円の決済を毎年クリアするのはどう考えても困難!」という方は、SFCを辞めて、別のクレジットカードに切り替えた方がよいです。
年間利用金額で優待を提供するカードは他にもある
スーパーフライヤーズカードに限らず、クレジットカードに付帯する優待サービスの中には、年間利用金額をクリアした会員だけが受け取れるものもあります。
たとえば、アメックスカード。
ゴールド・プリファードは年間200万円以上の利用があって、カードを継続された会員に「フリー・ステイ・ギフト」をプレゼント。
Marriott Bonvoyプレミアムは、年間400万円以上の利用で継続すると1泊分(75000ptまで)の無料宿泊特典、さらに年間500万円以上の利用でマリオットの「プラチナステータス」が与えられます。
Marriott Bonvoy一般カードでは、年間250万円以上の利用と継続で1泊分(50,000ptまで)の無料宿泊特典。
ヒルトンプレミアムは、年間200万以上でダイヤモンドステータス獲得。このカードは無条件でウィークエンド無料宿泊特典が付帯していますが、年間300万円以上でもう一泊分の無料宿泊特典が付帯します。
三井住友カードのVisa Infiniteは、年間400万円以上の利用で4万ボーナスポイント、年間700万円以上の利用で11万ボーナスポイントが付与され、多くの会員が年間700万円以上の決済を目指しています。
そのほか、JCBもプレミアムカード会員向けに年間利用金額に応じて特別な優待を提供。
たとえばUSJのパートナーラウンジは、前年に500万円以上の利用を達成した会員が利用できますし、ほかにも前年の利用金額が大きい会員へ特別なオファーを提示しています。
JCBは公に、オリジナルシリーズについて、より上位のカードを作るのではなく、既存のカードでより大きな決済がある会員には、それに見合ったサービスを提供していきたい旨を発表しています。

当然ですが、クレジットカード会社としては、自社のカードに決済を集中して欲しいですし、一定の利用金額があった会員にこそ“特別な”サービスを提供したい意向があります。
今後、決済を1枚に集中するのが当たり前の時代が到来するかも!?
こうした流れが、他社カードにも波及していった場合、いずれはメインで決済するカードは1枚に絞る時代がやってくるのかもしれません。
となると、得に年会費の高額なクレジットカードを選ぶ際は、自分のライフスタイルや価値観に合っているのか?より慎重な判断が求められるのかもしれませんね。
