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JCBのプレミアムカードには、JCBゴールド グルメ優待サービスという優待が付帯しています。
ここでいう“プレミアムカード”とは、JCBゴールド以上のクレジットカードで、JCBプラチナJCBザ・クラスも含みます。

このJCBゴールド グルメ優待サービス、長く会員に提供してきたサービスですが、2023年3月31日をもって終了することとなりました。

全都道府県の対象飲食店で20%割引

JCBゴールド グルメ優待サービスは、全国の対象飲食店で飲食代が20%割引になるサービス。お店によっては、コース料理が20%割引になるケースもあります。

対象店舗は全都道府県にあり、2023年1月時点で、その数は245店舗。
地元のお店を利用するのはもちろん、旅行や出張で他県に行ったときに会食をするという使い方もあります。

JCBオリジナルシリーズ

クラブオフ対象店よりちょっと上のお店が対象

三菱UFJカードのゴールドプレステージやプラチナ、JCBゴールドやJCBプラチナ、JCBザ・クラスなどには、福利厚生サービス「クラブオフ」に無料登録できます。
クラブオフにも、居酒屋で割引を受けられる特典が付帯していますが、対象飲食店が大衆的であるのに対して、JCBゴールド グルメ優待サービスの対象店舗はワンランク上が主流。
一人当たりの平均予算が5,000円以上のお店が多く、僕の場合、お酒を含めて概ね7,000~8,000円くらいになるお店が多いと感じています。
2名で利用すると15,000円のところ、20%割引となると、12,000円の会計。
3,000円が浮くということは、帰りのタクシー代に充てられます。

20%というのは、なかなかバカにできない割引率だと思います。

JCBゴールド会員はダメージが大きいかも

JCBゴールド グルメ優待サービスが付帯したクレジットカードは、ゴールド以上のクレジットカードです。
JCBプラチナやJCBザ・クラスには、ほかにもグルメ系優待が付帯している分、多少、ダメージは小さいと感じる方がいるかもしれません。

しかし、JCBゴールドは、大きな優待サービスが削がれることとなり、ダメージは大きいと感じます。

昨今、条件達成で年会費が無料になるゴールドカードが出回っていますが、JCBゴールドは年会費の優遇特典はなく、補償と優待特典の充実が魅力の1枚。
この優待特典の充実で他社と差別化を図っていると個人的に思っていましたが、JCBゴールド グルメ優待サービスの終了は、JCBゴールドの価値を下げることとなります。

新しい魅力的なグルメ優待の開始を願う

JCBに限らず、コロナ禍になってからは、“おうち”で美味しい料理やお酒を楽しめる、お取り寄せサービスに力を注ぐカード会社が目立ちますが、個人的には、やはり外で美味しいお酒を飲みながら美味しい料理をいただき、そこに割引優待が加わった優待サービスは欠かせないと思っています。
JCBは数年前にダイニング30という、対象飲食店で飲食代金が30%割引に優待を終了し、そのときも大きなショックを受けました。
ぜひとも、新しい、そして会員にとって魅力的なグルメ優待サービスの提供を開始して欲しいと、切に願っています。