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クレジットカード利用歴約30年。プラチナカードはポイントで年会費相当のメリットを受けるのではなく、優待特典・サービスを活用して得られる「エクスペリエンス」が最も重要。
ポイント還元率重視なら年会費無料カードを選べばいい。
自分の価値観に合ったプラチナカードを選べば、生活はより豊かになるとの確信のもと、当サイトを運営しています。
執筆 長谷川 亮
筆者が現在所有しているまたは所有していたプラチナカード
僕自身が現在保有するプラチナカードは、ビジネスも含めて6枚あります。ここでは、解約したカードも含め、保有経験のあるカードをザックリと紹介していきます。
ラグジュアリーカード【TITANIUM CARD】
2017年5月に入会した、ステータスカード。
MasterCardブランドの中では、「プラチナ」より上の最上級グレードとなる【ワールドエリート】を採用し、これは日本国内では初。
年会費はJCBザ・クラスや三井住友カード プラチナと同じ55,000円(税込)ですが、コンシェルジュの使いやすさは断トツですね。
まず、コンシェルジュへの電話は、JCBザ・クラス同様、すぐに繋がりストレスフリー。
しかも、ラグジュアリーカードは電話以外にメールやLINEでも依頼ができので、非常に使い勝手が良いです。
トラベルやグルメ系の優待サービスも優れていて、メンバーズセレクションなど付帯していなくても十分価値のある1枚。
ラグジュアリーカードの中ではTITANIUM CARDはベーシックとなり、この上にBLACK CARDやGOLD CARDが存在しますが、個人的にはTITANIUM CARDでも十分ハイスペックに感じます。
アメックスやダイナースのメタルカードと比べて明らかに重量感があり、お店等での支払い時に驚かれることが今だにあります。
優待サービスが非常に充実しており、優待重視なら候補に挙がる1枚といえます。
なお、ブラックカードと長らく併用していましたが、2枚持つメリットがないことから2020年に解約しました。
ラグジュアリーカード【BLACK CARD】
個人カードが非常に素晴らしかったので、法人用に「BLACK CARD」も作りました。
Mastercardなので、アメックスやダイナースよりも利便性良好。ビジネスカードとして、かなり重宝します。
「ソーシャルアワー」は毎月開催されるラグジュアリーカード会員限定で貸切って行われるのイベントで、低料金でお酒を飲みながらラグジュアリーカード会員同士でコミュニケーションを図れます。
2023年から、車や時計など、テーマを決めて趣味が同じ会員同士が集まったり、ビジネスマッチングに特化して開催したりと、仕事にもプライベートにも活用できる人気イベントとなっています。
ハワイアン航空の上級会員になれたり、ちょっと高級なバーを低料金で楽しめたり、全国の対象飲食店ではリムジン送迎をしてもらえたり、特定のお店で無料でプレゼントをもらえたり・・・、とにかく他社にないオリジナルの優待を繰り広げるので、常にワクワクする魅力あふれるクレジットカードです。
ホテル優待も充実し、世界3000ヵ所以上のホテルを朝食無料や客室アップグレードなどの優待付きで利用できるほか、東急ホテルやプリファードホテルズ&リゾーツ、SLHなどでは上級会員資格を無条件で与えられます。
ラグジュアリーカード(法人決済用)のサービス・会員特典について
JCB THE CLASS
JCBオリジナルシリーズの最高峰に位置するプラチナカード。
ポイント還元率は普通だけど、果てしなくコスパが高い1枚。東京ディズニーリゾートが好きな方に最適なカードで、JCB THE CLASS目的でJCBゴールドに入会する友人はたくさんいます。
普段使いというより、優待特典の利用で年会費以上のベネフィットを引き出しています。
USJでは、専用ラウンジを利用可能で、ザ・フライング・ダイナソーの先頭に、優先搭乗で娘と乗ったことも数回あります。
ダイナースクラブ プレミアムカード
ポイント還元率はプラチナカード最強レベルで、たとえば年間500万円のカード利用があれば最低でも7.5万マイル相当のポイントが貯まります。
ANAのマイレージに移行しても手数料は無料。グルメ系にめっぽう強い特徴を持ち、コンシェルジュが紹介するお店は、今までハズレらしきハズレがない。
このカードに付帯するゴルフ優待も非常にお得ですが、グルメ系に関してはダイナースクラブ プレミアムカードの右に出るモノは無いと言っても過言ではありません。
メインのクレジットカードとして利用。
ダイナースクラブ プレミアムカードのサービス・会員特典について
なお、新型コロナウイルスの影響でグルメ系の特典を有効に活用できない期間が続くと判断し、2020年2月に解約を決断しました。
TRUST CLUB ワールドエリートカード
ダイナースクラブ プレミアムカード会員なら無料で追加できる「TRUST CLUB ワールドエリートカード」。
単体で申し込みをしたら、年会費143,000円(税込)が必要です。
Mastercard最高グレードなので、様々な“エクスペリエンス”を楽しめます。
ダイナースクラブ プレミアムカードの解約に伴い、2020年春に解約をしました。
TRUST CLUB プラチナマスターカード
ダイナースクラブカード会員なら無料で追加できる「TRUST CLUB プラチナマスターカード」。
2020年にダイナースのプレミアムから一般カードへ切り替えたことがキッカケで取得したカードです。
単体で申し込みをすると、年会費3,300円(税込)かかりますが、ダイナースクラブカードを持つとコンパニオンカードとして無料で送られてきます。
このカードの魅力は何といっても3,300円という低い年会費ながら、招待日和を利用できる点。
コンシェルジュの利用はできないものの、国内主要空港の空港ラウンジも利用できますし、「1枚のクレジットカード」として見た場合、コスパは最強レベルの1枚と言えます。
TRUST CLUB プラチナマスターカードのサービス・会員特典について
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
アメックスプラチナのビジネス版だが、個人用カードと年会費は同額で会員特典には基本的に違いは無い。
ただし、ビジネス特有の会員特典が付帯しているほか、個人カードにはないプロテクション(保険)も付帯しています。
ポイント還元率にはあまり規定できないが、加盟店が多く、利便性の高さはJCBと遜色がないレベル。
セクレタリー(他社のコンシェルジュ)の対応や、こちらへの気遣いが非常にいい。
旅行系に強い印象があり、出張が多いビジネスマンにも最適な1枚。キャッシュバックキャンペーンも非常に多く、年会費は高いけど「実用的なプラチナカード」というのが、個人的な印象です。
ただし、コンシェルジュの対応が2022年秋に改定されたほか、2023年には年会費の改定もあり、2023年に解約をしました。
三井住友カード プラチナ
年会費55,000円(税込)のプラチナカード。
電子マネーで広く普及しているiDが一体型となったクレジットカードを作ることができ、お店はもちろん自動販売機などでも利用でき、利便性抜群。
世界通貨Visaなので、海外に行かれる方にも最適。
同一年会費であるJCBザ・クラス同様に、メンバーズセレクションなる優待サービスが付帯していますが、JCBザ・クラスよりも安い商品となっているので要注意。
また、MasterCardブランドも選択できますが、Visaを選択した場合にはグルメ系の優待サービスが首都圏に集中していて、地方都市在住の会員にはメリットが薄いです。
では、三井住友カード プラチナの魅力は何か?というと、指定された集計期間半年間に50万円以上のカード利用があった会員に0.5%相当のギフトカードが送られる『カードご利用プレゼント』。
僕自身、入会から4ヶ月後に5,000円のギフトカードが送られてきました。メインで利用しているカードじゃないのに、3~4ヵ月で100万円以上利用していたんですね。。
話を戻し、年間500万円とか800万円とか利用される会員なら、ギフトカードだけで年会費の半額相当以上を回収できる計算になります。
なので、利用金額が大きい方ほど、JCBザ・クラスより大きなベネフィットを受け取れます。
ただし、残念ながらコンシェルジュは使い物になりません。
繋がりづらく、ストレスがたまるだけのコンシェルジュは、プラチナカードの中で最低レベルです。
コンシェルジュ目的でプラチナカードを欲しいなら、同じ年会費ではラグジュアリーカードがおすすめですので、ご参考に。
コンシェルジュを利用する僕にとっては、かなり使い勝手が悪いため、解約しました。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンマイルクラブ(サービス年会費5,500円)に登録することでJALマイルが貯まりやすく、仮に年間200万円の利用があった場合、22500マイルが貯まります。
通常、入会金33万円、年会費275,000円も必要なコンシェルジュも2021年から追加され、優待サービスが大幅にアップグレード。このクラスでは個人的に“最強”と思っています。
僕は2020年にセゾンプラチナ・ビジネスを取得し、本当は1年くらいで退会することを予定していたのですが、ちょうど良いタイミングで優待サービスがどんどん拡充されたため、解約を撤回しました。年会費以上の元を取っているプラチナカードです。
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンプラチナ・ビジネスは“会社の経費用”ではなく「生活費用」に使用していました。
それだったら、個人カードのセゾンプラチナ・アメックスでも良いのでは?と思い、かつ、ビジネスカードは個人カードに先行してセゾンマイルクラブが有料になるなどしたため、2023年に個人カードであるセゾンプラチナに入会しました。
僕のミスで、個人カードのビジネスカードの2枚を1年以上持つこととなりましたが、2024年度中にセゾンプラチナ・ビジネスは解約する予定です。
セゾンプラチナ・アメックスの大きな強みは、僕自身、コンシェルジュだと思っています。
幅広い相談に応じてくれますし、メールで最初の依頼をすることも可能。
また、コンシェルジュとは異なる、通常のカードに関する問い合わせ窓口となるカスタマーサポートも電話が繋がりやすく、利便性良し。
三菱UFJカード・プラチナ・アメックス(MUFGプラチナ)は、カスタマーサポートに電話をするも10分以上待たされたことが何度もあるので、コンシェルジュやサポート体制は年会費2万円くらいのプラチナではナンバーワンだと感じています。
貯めたポイントで次年度年会費を支払うこともでき、しかも他のアイテムに交換するよりも高いレートで次年度年会費に充てることができるので、とてもお得。
僕自身、2024年以降、セゾンプラチナ・アメックスに関しては毎年ポイントで年会費を支払う予定です。
UCプラチナカード
年会費16,500円(税込)と格安ですが、中身は庶民的などではなく、帝国ホテルや星のや東京、アマン東京などのハイクラスな宿泊施設を優待特典付きで泊まれたり、僕自身は入会当初から500万近い利用限度額を付けてくれたりと、完全に富裕層向けのプラチナカードです。
リリースされた2021年6月には、200万円を超えるお酒を優待特典として会員に限定販売していました。
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費2万円くらいのプラチナの中では。安定した人気を誇るのが三菱UFJカード・プラチナ・アメックス。
僕自身、もともと2万円くらいのカードに興味を持たなかったのですが、セゾンのプラチナがかなり出来が良くって、ちょっと気になり2023年に三菱UFJカード・プラチナ、通称MUFGプラチナ・アメックスに入会しました。
国内の高級ホテルを朝食2名まで無料、客室アップグレード、100米ドル相当のホテルクレジットなどなどの特典付きで宿泊することが出来ます。
国内の対象ホテルの数はラグジュアリーカードに匹敵する多さなので、コスパはかなり高い1枚です。
そのほか、福利厚生サービス「クラブオフ」に登録できるので、対象となるテーマパークや映画、カラオケ、飲食店、ホテル、ショップを割引価格で利用可能。
上手に使いこなせるなら、年会費を大きく超えるベネフィットを受け取れる1枚です。