

三井住友カードが発行するポイント特化型の実力は?
2020年9月に三井住友カードから登場した、三井住友カード プラチナプリファード。
もともと年会費55,000円のプラチナカードが存在していますが、プラチナプリファードは「ポイント」に特化した、全く性質の異なるクレジットカード。
カラーはブラックとプラチナホワイトの2種類から選択可能です。
ここでは、プラチナプリファードのメリットやデメリット、同じ三井住友カードからリリースされているゴールドカードやプラチナカードと比較してどうなのか?について解説していきたいと思います。
三井住友カード プラチナ(以下、プラチナ)が満30歳以上の申込みを対象としているのに対して、三井住友カードプラチナプリファード(以下、プラチナプリファード)は満20歳以上なら申し込み可能。
さらに、プラチナの利用限度額が300万円からなのに対して、プラチナプリファードは150万円から。
つまり、プラチナプリファードは比較的審査のハードルが低めに設定されていると推測できます。
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年会費 | 本会員 | 33,000円(税込) |
家族会員 | 無料 | ||
申し込み対象 | 原則として、満20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方 | ||
カードブランド | ![]() |
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プラチナプリファードは、ポイントに特化したプラチナカードで、もともと存在する三井住友カード プラチナと全くと言っていいほど性質が異なります。
その「ポイント」ですが、ベースとなるポイント還元率は1%で、プラチナの2倍。
さらに、年間100万円利用するごとに、翌年に10,000ptがボーナスポイントとしてもらえます。
三井住友カードのポイントプログラムは1pt=1円なので、非常に分かりやすいですね。
100万円利用したら、翌年1万円相当のポイントがもらえるということです。
200万円利用したら2万円相当、400万円利用したら4万円相当のポイントがもらえます。
このボーナスポイントは4万ポイントが上限となるので、仮に年間500万円利用してもボーナスポイントは4万円相当となります。
年間400万円利用した場合、プラチナでは【カードご利用プレゼント】を含めて4万円相当分がバックしますが、プラチナプリファードでは8万円相当のポイントが貯まります。
後述しますが、優待特典を利用しない方であれば、三井住友カード プラチナよりもメリットを受けやすいクレジットカードです。
プラチナプリファードには、Visa(ビザ・ワールド・ワイド・ジャパン株式会社)がプラチナカード会員向けに提供している優待しか付帯していないと言っていいです。
なので、三井住友カードがプラチナ会員向けに提供している以下の特典は、プラチナプリファードに付帯していません。
・USJのエクスプレスパス1日1枚(同伴者最大4名まで)のプレゼント
・USJのラウンジ利用(ジョーズ優先搭乗つき)
・プラチナグルメクーポン
・宝塚歌劇講演のSS席優先販売
・三井住友VISA太平洋マスターズの観戦チケット
・メンバーズセレクション
メンバーズセレクションがないので、他社のプラチナカードでは当たり前に付帯しているプライオリティ・パスも無料登録できません。
そのほか、情報誌VISAも無料で届かないので、これに掲載されている飲食店や宿泊などの優待も利用できないです。このため、見方によっては、ゴールドカードの方が特典多いようにも感じられます。
プラチナプリファードに付帯しているのは、基本的にVisaがプラチナカード会員向けに提供している優待です。
主なものとして、対象となる飲食店で2万円以上の予約をした場合にもらえる5000円クーポンや、同じく対象飲食店で1万円以上の予約で利用可能な3000円クーポン。ただし、これらは毎月先着順となっており、月初めに飲食の予定を立てられる方じゃないと恩恵を授かれません。
世界のVisaにもかかわらず、発行枚数がかなり少ないので。
また、コンシェルジュはVisaがサービスを提供しています。
そのほか、三井住友カードが提供している国内主要空港のラウンジサービスがあります。
年間200万円の利用があった場合、4万円相当のポイントがもらえるので、年会費33000円以上のお得を受けられます。
4万円ー年会費33,000円=7千円のお得。
仮に三井住友カード ゴールドで年間200万円の利用があった場合は1万円相当のポイントが貯まるので、こちらは
1万円ー年会費4,400円=5,600円のお得。
つまり、どちらもほとんどポイントで受けるメリットは変わりません。
情報誌VISAが届く分、年間200万円ではゴールドの方がメリットがあるといっていいかもしれません。
こうしてみていくと、コンシェルジュも利用しない方なら、情報誌VISAに載っている優待を利用できる三井住友カード ゴールドの方がメリットを受ける方がでてきます。
年間200万円どころか年間300万円までの利用でも、ゴールドカード会員の方がメリットを受ける可能性があるので、注意が必要です。
このプラチナプリファードが適している方は、だいたい年間400万~600万円くらいはカードを利用される方です。
ただし、この範囲内でも年間5万円以上、三井住友カード プラチナに付帯している優待特典を利用される方はプラチナの選択が適切と言えます。
詳細は、動画でまとめているので、以下の動画をご覧いただければと思います。
プラチナとプラチナプリファードとのお得度対決は【24'00"】あたりからとなります。
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