こんな人にメリットをもたらす
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ゴールドカードの上位カードにプラチナカードのほか、ブラックカードと呼ばれるクレジットカードが存在します。
よく疑問に取り上げられるのが、「どれがプラチナカードで、どれがブラックカードなのか?」とか「デザインが黒だとブラックカードと呼ぶの?」という点。
まず、券面のデザインが“黒”だからといって、【ブラックカード】とは呼びません。
たとえば、右のYahoo!JAPAN JCBカード。
券面は黒ですが、年会費無料の一般カード。
“ブラックカード”でも“プラチナカード”でもありません。
三井住友カード プラチナやTRUST CLUB プラチナ Visaカード、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは“黒”を基調としたデザインとしています。
三井住友カード プラチナと、会員向けの特典が似通っていて同じ年会費のJCBザ・クラスも“プラチナカード”と捉えることが出来ます。
メンセレを加味すると、JCBザ・クラスの実質的な年会費は三井住友カード プラチナより安くなりますが、「JCBザ・クラスをブラックカードと呼んだら、三井住友カード プラチナより安い年会費と捉えることができ、これはこれでJCBザ・クラスに失礼だと僕は感じます」。
ダイナースクラブ プレミアムカードを「ブラックカード」と呼ぶ方がいますが、同じくプレミアム性が高いアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードと年会費が同額(※2014年から同額となりました)であることから、“プラチナカード”の部類と考えるのが無難だと思います。
そもそも、ブラックカードはプラチナカードの上の存在であり、同等ではありません。
あれもこれもブラックカード呼ばわりしたら、“本物”のブラックカード保有者に失礼です。
JCB THE CLASSをブラックカードと呼ぶ方がいますが、メンバーズセレクションで2.5万円くらいの品を毎年もらえるのだから、実質は半額くらいの年会費。
JCBプラチナと変わらない実質的な年会費でブラックカードを持てるわけがないでしょう。
ライバルともいえる三井住友カード プラチナと比べても、中身に大きな遜色はありません。むしろ、JCB THE CLASSのほうが年会費を回収しやすいです。
あと、ダイナースのプレミアムカードをも当サイトでは“ブラックカード”とは定義しません。
年会費143,000円(税込)と高額ですが、同じ年会費のアメックス・プラチナより富裕層向けの優待が揃っているとは思えません。
ラグジュアリーカードには、年会費11万円の“BLACK CARD”があります。
カード表面にキッチリと【BLACK CARD】の刻印がありますから、みんなに「すげーっ!ブラックカードだ!」って言われます。
僕の周りはほとんど経営者なんですけどね。
ラグジュアリーカードは米国発祥のプレミアムカードですが、最上級のカードは【GOLD CARD】です。年会費22万円。
“ブラック”の上が“ゴールド”。
なんか、しっくりこないですよね。。
歴史的に古来からその価値が認められ続けられてきたのは【金】です。
だからこそ、“ゴールド”を最上位に持ってきた経緯があります。
【ブラックカード】の定義ですが、クレジットカードの中の最上位に位置づけられるカードで、日本ではアメリカン・エキスプレスが2002年から発行を開始した「センチュリオンカード」がこれに該当します。
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードは年会費143,000円(税込)と他社のプラチナカードと比較して高額ですが、センチュリオンカードの年会費は385,000円(税込)とさらに高額。
まぎれもない“ブラックカード”です。
プラチナカードはアメリカン・エキスプレスが富裕層をターゲットにして発行を開始しましたが、他社が模倣したカードを発行したこともあり、更なる富裕層の囲い込みを狙って“センチュリオンカード”が登場するに至ったようです。
高額な年会費の設定や、ターゲット層が超富裕層に限定されている(一般的な富裕層にはインビテーションが届きません。)などの理由から、今現在、日本国内でブラックカードと呼べるのは、アメリカン・エキスプレスが発行するセンチュリオンカードのみであると言えます。
アメックス・プラチナで毎月100万、年間1200万円の決済があってもセンチュリオンカードのインビテーションは絶対に届きません。
それだけ手が届きづらく希少性があるカードであり、【ブラックカード】の名にふさわしいのは、この1枚だけと考えます。
ほとんどの人がブラックカードであることに異議を唱えない“センチュリオンカード”を除き、その他のクレジットカードについては、ブラックカードかプラチナカードかの議論をするのは大きな意味がないというのが、個人的な意見です。
ダイナースプレミアムはダイナースプレミアム、JCBザ・クラスはJCBザ・クラス。
ステータス性云々にとらわれ過ぎず、「そのクレジットカードに備えられた優待特典が、自分自身にとって最大限のベネフィットをもたらすかどうか?」がクレジットカード選びの大きなポイントです。
ブラックかプラチナかにこだわり過ぎると、客観的な選択ができなくなりますので、十分注意してください。
クレジットカード利用歴約30年。プラチナカードはポイントで年会費相当のメリットを受けるのではなく、優待特典・サービスを活用して得られる「エクスペリエンス」が最も重要。
ポイント還元率重視なら年会費無料カードを選べばいい。
自分の価値観に合ったプラチナカードを選べば、生活はより豊かになるとの確信のもと、当サイトを運営しています。
執筆 長谷川 亮
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