ステータス性を極めたプラチナカードは、会員向けサービスの質も高い。
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クレジットカードの年会費に10万円以上も出せるか!
なんて声も聞こえてきますが、プラチナカードの中でも群を抜くステータス性を誇るのが、ココで紹介するダイナースクラブ プレミアムカードとアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード、そしてラグジュアリーカード(BLACK CARD)の3枚。
2019年に、年会費143,000円(税込)のTRUST CLUB ワールドエリートカードがダイナースクラブカードの発行母体でもある三井住友トラストクラブからリリースされましたが、こちらはセールスポイントに乏しいため、ここでの紹介は省きます。前述3枚のプレミアムカードと比べて発行枚数が伸び悩むことは必至であり、いつの日か年会費を下げてリリースしなおす可能性もあると個人的には感じています。
ダイナースプレミアム | アメックスプラチナ | ラグジュアリーカード BLACK CARD |
本会員:143,000円 家族会員:無料 |
本会員:165,000円 家族会員:無料 |
本会員:110,000円 家族会員:27,500円 |
材質はプラスチック | 材質は金属 | 材質は金属 |
そもそも、これら3枚のカードを発行するカード会社では、「年会費無料」若しくは年会費を安く抑えたクレジットカードが存在しません。
これが各ブランドのステータス性に結び付いているとの意見も少なくない。
一番安く抑えられたダイナースクラブカードが年会費24,200円(税込)、同じくアメリカン・エキスプレス・グリーン・カードが月会費1,100円(税込)であり、これらのカードであっても他社のゴールドカード以上に充実した特典・サービスを兼ね備えており、医者や弁護士、芸能人やプロ野球選手などの間で、広く利用されています。
また、後発組となるラグジュアリーカードは、ベーシックグレード(Titanium Card)でもMasterCard最上位となる「ワールドエリートマスターカード」であり、年会費は55,000円(税込)。
こちらはコンシェルジュも付帯する完全なプラチナカード。
ダイナースプレミアムが年会費143,000円(税込)、アメックス・プラチナが年会費165,000円(税込)、ラグジュアリーカード(BLACK CARD)が少し抑えた年会費110,000円(税込)となっていますが、どれを選ぶかとなると、正直甲乙はつけがたい。
旅行系にめっぽう強くて保険もかなり充実していて、会員数が最も多いアメックスを選ぶか、グルメ系ではダントツに優位でマイル狙いでポイントの爆発的!?な貯まりやすさも魅力のダイナースを選ぶか、後発組で会員数は少ないがコンシェルジュの使いやすさが際立ち、グルメ・ホテル優待は前述2枚に引けを取らず、インパクトが最も大きなBLACK CARDにするか。。
ただ、共通して言えるのは、プライベートやビジネス等で高価な食事をする機会が無い方、仕事での出張がなく旅行にも興味が無い方、高級ホテル・高級旅館には興味が無い、という方には不向き、という点。
サービスの質の高さにおいて、どのカードを選択しても満足度は高いのですが、経済的に大きなゆとりがなければ、この満足感は味わえないでしょう。
これら3枚は、貯めたポイントで年会費をペイすることは不可能に近く、決済機能以外のさまざまな体験を出来ることが最大のウリです。
また、個人的な主観になる部分もありますが、ホテル・旅行系に強いのがアメックス・プラチナ、グルメ系に強いのがダイナース プレミアムという印象が強いです。
ラグジュアリーカード(BLACK CARD)は、アメックスでもダイナースでもないオリジナルなホテル・グルメ系の優待特典を用意しているほか、かなり富裕層向けの優待特典が備わっています。メタル製のアメックス・プラチナをもってしても、一番インパクトが強いのは圧倒的にラグジュアリーカード(BLACK CARD)。
カードの重さ他の2枚と比べて明らかに違い、レジなどの会計を担当しているスタッフに驚きを持たせるようです。
大阪の阪急グランドビル2階にある【ダイナース大阪梅田プレミアムラウンジ】の内覧や提供するサービスについて紹介します。
ダイナースクラブカード会員の中から、インビテーションを送られた方のみ入会申込みが可能。
会員専用デスクを用意し、24時間365日、様々な要望・依頼に応えてくれるコンシェルジュサービスは、高い支持を集めています。
通常は予約が困難と言われる高級料亭を予約してくれたり、ダイナースの一般カードを大きく超えるラグジュアリーホテル宿泊優待、ANAをよく利用する方なら100円=1.5マイル相当貯まるポイントプログラムなどなど、かなり大きな魅力が詰まっています。
このカードの大きな魅力は、グルメ系の優待。
優待特典の対象となる全国のお店は圧倒的に多く、ダイナースクラブカード会員向けのイベントも年間を通じて多く開催。
ひとりで美味しい食事を楽しめる優待特典すら用意されています。
また、いくらプラチナカードと言えども、コンシェルジュが“イマイチ”の飲食店を紹介してしまうケースはゼロじゃありません。
個人的な経験上、飲食店検索の分野では、ダイナースクラブのコンシェルジュが一番安心できるお店を紹介してくれます。
2019年7月下旬からは、“コンパニオンカード”として、ダイナースプレミアムカード会員は無料でMasterCardブランド最上位グレードとなる「TRUST CLUB ワールドエリート」を持つことが可能となりました。
本来年会費143,000円(税込)のカードを無料で持てるのは、お得感が極めて高いです。
これにより、“TRUST CLUB ワールドエリート”会員の特典である、日本を含む世界100ヵ国、100万ヵ所以上のホットスポットに接続ができるBoingo Wi-Fiが無料で使えるようになったほか、国際線利用時の手荷物無料宅配も往路・復路ともに3個までと、ラグジュアリーカードに並び最大。ダイナースプレミアムとマスターカード、どちらを使っても明細は1枚にまとめられ、ポイントも合算されます。
世界の加盟店数ナンバーワンのMastercardブランドが手に入ることで、利便性の観点ではアメックスプラチナを抜き最も優位になったと言えます。
また、カードショッピング100円=1.5ポイント(=1.5マイル相当)は、マイルを貯めるプラチナカードホルダーにも人気。貯めたポイントを1,000ポイント=1,000マイルでANAへ移行できるのは、数あるクレジットカードの中でも最強レベルと言えます。(TRUST CLUB ワールドエリート利用分は100円=1ポイントなので、要注意。)
唯一の招待制カードなので、まずはダイナースクラブカード(年会費24,200円(税込))からはじめてはいかがでしょうか?
こちらは、コンパニオンカードとして「TRUST CLUB プラチナマスターカード」を無料で追加でき、招待日和も無料で利用可能。ダイナースプレミアムより優待特典は大きく見劣りしますが、24,200円以上の価値は絶対に感じられると思います。
ダイナースクラブ プレミアムカード | |||
年会費 | 本会員 | 143,000円(税込) | |
家族会員 | 無料 | ||
取得方法 | インビテーション | ||
カードブランド | |||
ダイナースクラブと並ぶ、高いブランドイメージを持つアメリカン・エキスプレスのプラチナカード。年会費はダイナースと並びプラチナカードの中では最も高い143,000円(税込)。
プライオリティ・パスへの登録(プレステージ会員)は、家族会員も無料登録可能で、本会員しか登録できない他社のプラチナカードより上のサービス。
※三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは家族会員も無料登録可能。
アメックスブランドらしくT&E(トラベル&エンターテイメント)に強いプラチナカードで、要望を伝えることで旅行プランや宿泊先、レストラン等を案内してくれます。
ヒルトンやマリオットボンヴォイなどのホテルグループの上級メンバーシップを無条件で得られ、部屋のアップグレードや朝食無料などの優待特典を受けられます。
毎年、カードを更新する毎に、有名ホテルに1泊できる無料宿泊券がサービスされる(フリー・ステイ・ギフト)のも嬉しいサービス。このフリー・ステイ・ギフトの対象ホテルは、マリオットやヒルトン、ハイアットなどラグジュアリーなホテルが対象で、これだけで3万円以上の価値はあります。
このように、このカードが他社と比べて優れているのは旅行系だと思います。
たとえば、後述するラグジュアリーカード(BLACK CARD)などは、カード会社のコンシェルジュ経由で宿泊予約をしなければ朝食無料や部屋のアップグレード等の優待を受けられませんが、アメックス・プラチナは既に上級会員資格を与えられているので、直接ネットや電話で宿泊予約するだけ。
「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」は、世界1,000ヶ所以上のラグジュアリーなホテルを大手宿泊予約サイトを利用するよりもお得に宿泊することができます。
空港ラウンジサービスは、他社を圧倒する対象ラウンジの多さですし、ビジネスカードだと、東京駅・新宿駅・博多駅では荷物を当日にホテルへ無料配送するサービスも付帯。
自宅から国内のホテルへ無料配送してくれるサービスもあるなど、旅行系サービスは他社を圧倒。家族も絶対に喜ぶ旅行特典満載です。
そのほか、アメックスは、会員向けのイベントも、参加者に楽しんでもらえるよう凝った企画を用意しており、エンターテイメント性もGood!
ホテルの対象レストランでは窓際席を優先的に確保してくれるなど、プラチナらしい優待特典・サービスは盛沢山。
招待制を採用していましたが、2019年4月より新規申し込みの受付を開始。
いまなら新規入会キャンペーンも実施中です。
>>キャンペーン詳細(公式サイト)
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード | |||
年会費 | 本会員 | 165,000円(税込) | |
家族会員 | 4名まで無料 | ||
取得方法 | 新規申込み | ||
カードブランド | |||
日本では2016年11月に登場したラグジュアリーカード。
金属製カードを使用して重量感のあるカードは、高級感たっぷりでお店での支払い時に店員さんに渡した瞬間「えっ!?」と驚かれること間違いなしのプレミアムカード。アメックスプラチナも2019年から金属製を採用し始めましたが、ずっしりと重厚感があるのはラグジュアリーカード。
おまけに、「BLACK CARD」の文字がカード表面に刻まれているので、インパクトは絶大です。
アメックス・プラチナやダイナースクラブ プレミアムカードを会計時に渡して驚かれることはほぼありませんが、BLACK CARDに関しては老若男女を問わず声をかけてくることが本当に多い。
年会費は、上記2枚と比べて幾分抑えめの11万円(税込)。
国内初となるMastercardブランドの最上位グレードとなる【ワールドエリート】を採用し、Mastercardの種類では「プラチナ」より格上。
東京23区内および大阪・京都の対象レストランから指定場所までリムジン送迎してくれる特典を付帯する等、プレミアムカードらしい1枚です。
また、全国のTOHOシネマズで毎月最大2回まで映画を無料鑑賞でき、年間では24回。国立近代美術館等も無料で楽しめます。
フィンガーフードをいただきながらシャンパンやワインのテイスティングを楽しめる「ソーシャルアワー」は、会費2,000~3,000円で、この価格では絶対のお店で飲めない入手困難なワインを楽しめる人気のイベントで、会社帰りに30分くらい立ち寄って飲み会に向かうって使い方もオッケー。
ハワイアン航空のエリート会員ステータス「Pualani Gold」ステータスを無条件で得られる特典も付帯しています。
2021年からは、東急ホテルズのゴールド会員に無条件で登録できる優待も加わり、ビジネス等で東急ホテルを利用されている方は大きな恩恵を受けられるようになりました。
アメックス・プラチナにもダイナース プレミアムにも付帯しない、オリジナルな優待特典が目立つラグジュアリーカード。
富裕層向けの特典も多い1枚です。
また、ラグジュアリーカードには22万円のGOLD CARDがありますが、【法人決済用GOLD CARD】会員は、自社の製品・サービスを他のラグジュアリーカード会員に優待特典付きや優待割引で提供することが可能となっています。
つまり、ラグジュアリーカード会員には、法人決済用GOLD CARD会員が提供する優待を含めて、無数の優待特典が用意されており、優待特典の充実度では他社を圧倒していると言ってもいいかもしれません。
なおBLACK CARDの上には、招待制となる年会費22万円のGOLD CARDが存在し、利用実績を積むことでインビテーションが届く可能性も秘めています。
年会費220,000円(税込)のGOLD CARD
Mastercardブランドなので国内はもちろん海外でも利便性が高く、さらに海外のホテルやレストランで利用可能な優待特典も多数用意。
日本を含む世界3000ヵ所以上のホテルで部屋のアップグレードや朝食無料などの優待特典を受けられます。
ポイント還元率は1.25%とプラチナカードの中では最高レベルで、Amazonギフト券等に交換可能です。
グルメ系優待サービスはダイナースと同等レベルかそれ以上の豊富さ、ホテル優待も最高レベル、コンシェルジュはアメックスやダイナースより繋がりやすい、オマケにMasterCardブランドなので海外での利便性も〇。
もしかしたら、最有力候補に挙がるカードかもしれませんが、家族会員の年会費27,500円(税込)がネックといったところでしょうか。
ラグジュアリーカード(BLACK CARD) | |||
年会費 | 本会員 | 110,000円(税込) | |
家族会員 | 27,500円(税込)/人 | ||
取得方法 | 新規申込み ※20歳未満の方、および学生の方はお申込みいただけません |
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カードブランド | |||
クレジットカード利用歴約30年。プラチナカードはポイントで年会費相当のメリットを受けるのではなく、優待特典・サービスを活用して得られる「エクスペリエンス」が最も重要。
ポイント還元率重視なら年会費無料カードを選べばいい。
自分の価値観に合ったプラチナカードを選べば、生活はより豊かになるとの確信のもと、当サイトを運営しています。
執筆 長谷川 亮
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